フルミストとは「ミスト=霧状」のワクチンを鼻腔に噴霧するタイプのインフルエンザ生ワクチンです。弱体化させたインフルエンザウイルスを 鼻腔内に投与し、インフルエンザ疑似感染状態にすることで免疫を得ることができます。
通常のインフルエンザワクチン(不活化ワクチン)の接種による血液の抗体に加え、ウイルスの侵入経路となる鼻腔内にも免疫を得られるため、発症の予防率がさらに高くなります。
日本ではまだ認知度も低く、無認可のワクチンですが、2003年には既に米国で認可され、10年以上という長い実績があるワクチンです。 特に小児の場合、不活化ワクチンより予防効果が高いという統計もあり、実際に導入している医療機関も増えています。
フルミスト(生ワクチン) | 不活化ワクチン | |
対象年齢 | 2歳以上~50歳未満 | 生後6ヶ月以上 |
効果 | 1シーズン | 約4ヶ月 |
投与方法 | 鼻腔内に噴射 | 注射による投与 |
成分 | 4価(A型2株、B型2株) | 3価(A型2株、B型1株) |
接種回数 | 1回 過去インフルエンザワクチン接種が無い方は2回 |
13歳未満は2回 13歳以上は1回 |
フルミストを接種できない方
※注意事項※